子供と行く!初めての美ら海水族館【2017年版】
沖縄本島北部の海洋博公園にある「沖縄美ら海水族館」。
沖縄に来たら一度は行きたいですよね!
今回は、赤ちゃんや子供連れ、家族で行く美ら海水族館について、ガイドブックにはない裏技から最新情報まで徹底解説します。
初めての方はもちろん、リピーターの方もぜひ参考にして、美ら海水族館を120%楽しんでください!
※本記事は2017年の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
施設情報・アクセス
施設情報
住所 | 国頭郡本部町字石川424(海洋博公園) |
入館料 | 【通常】 大人:1,850円 高校生:1,230円 小中学生:610円 6歳未満:無料 【4時からチケット(16時以降の入館)】 大人:1,290円 高校生:860円 小中学生:430円 ※コンビニや道の駅などで前売り券を買うのがお得(詳細後述) |
駐車場 | P7立体駐車場(北ゲート) ※位置の詳細は、海洋博公園施設案内(PDF)をご覧ください。海洋博公園の駐車場はすべて無料です。 |
お問合せ | 0980-48-3748 |
公式HP | 沖縄美ら海水族館 https://churaumi.okinawa/ |
まず、3~9月の夏期と10~2月の通常期では、開館時間が異なるのでご注意ください。
夏期は20時閉館なので、4時からチケットでも十分楽しめますね。
水族館入口の券売所では、クレジットカード、電子マネー(Edy、nanaco、QUICPay、WAON)が利用可能です。
アクセス
水族館最寄りの駐車場は、P7立体駐車場(北ゲート)です。
手前の中央ゲート駐車場(P3、P5)からでも行けますが、少し離れているうえに屋外なので、水族館に行くならP7立体駐車場を利用しましょう。
何より水族館に一番近いことと、立体なので日差しを避けることができ、急な雨でも安心です。
名護から北上した場合、中央ゲート駐車場(P3、P5)を過ぎたところの信号を越えると、すぐに入口があります↓
通り過ぎないよう、信号を目印にしてくださいね(この信号はP7駐車場の出口になります)。
お得なチケット(前売り券)の購入方法
チケットは、コンビニや道の駅などでお得な前売り券を購入することができます。
あちこちで前売り券販売の看板やのぼりを見かけますね。
では、どこで買うのがお得?どこで買っても一緒?
買いやすいコンビニ(ローソン、ファミリーマート)
大人:1,660円(190円割引)
高校生:1,110円(120円割引)
小中学生:550円(60円割引)
家族券(大人2名+小中学生2名):3,950円(970円割引)
コンビニは、いつでもどこでも購入できるので便利ですね。
店頭レジにて直接現金で購入します(カード不可)。
安く買うなら道の駅許田
大人:1,600円(250円割引)
高校生:1,110円(120円割引)
小中学生:550円(60円割引)
家族券(大人2名+小中学生2名):3,950円(970円割引)
大人料金がコンビニで買うよりもお得です!
(それ以外は変わらない)
道の駅許田は、沖縄自動車道を下りてすぐにあるので、寄ったついでに水族館チケットもゲットしましょう。
営業時間は8時半~19時なので、ご注意ください。
お買い得チケット | 観光情報 | 「道の駅」許田 やんばる物産センター(外部サイト)
オススメ! やんばるの玄関口「道の駅 許田」の意外なおすすめスポットとは?
年間パス
大人:3,700円
高校生:2,460円
小中学生:1,220円
2回分の入館料ですので、地元の方は年間パスで決まりですね。水族館入口で購入できます。
海洋博公園内のショップやレストランでのお買い物は5%オフ、園内遊覧車(1日200円/1回100円)は無料になります。
駐車場着いたら持ち物チェック
P7立体駐車場は、1階が身障者用、2階、3階が一般用になっています。
また、電気自動車(EV)の普通充電器が、1階に10基、3階に2基あります。
一般の方は、スロープで2階に上がり、入口(エレベーターと階段)のある右奥を目指してください。
2階に上がったところをそのまま直進し、突き当りを右に行ったところに入口がありますので、その近くに駐車しましょう。
混雑しているときは、3階を案内されますが、3階に上がったときも同様です。
持ち物チェック
さて、駐車の後は、出発前に荷物をチェックしましょう。
上着
夏の暑い時でも、館内は空調が効いていて涼しすぎることがあります。薄手の上着を一枚準備すると良いと思います。
また、沖縄では冬になると冷たい北西の季節風が吹きます。海洋博公園は、北西の風が海から直接あたりますので、気温以上に体感温度が低くなります。冬は、防寒着として風よけのジャケットを着るのがおすすめです。
子供の着替え
水族館に入ると、すぐにタッチプールがあります(詳細は後述)。
そう、袖をまくってあげても、子どもは夢中になっているうちに服を濡らしてしまいますね。
お子さんには、必ず着替えをお持ちください。
水筒、お弁当、おやつ
水族館内では飲食はできませんが、公園内の休憩スペースでお弁当を食べることができます。
夏は、お子さん用の水筒を忘れずに!
サングラス、日傘
白い園路が眩しい海洋博公園です。
天気の良い日は必須アイテムですね。
折り畳み傘
晴れている日でも、急に雨が降るのが沖縄。
折り畳み傘が1本あると安心です。
※園内では、無料の傘の貸し出しを以前行っていましたが、今はありません。
替えのオムツ、粉ミルク
水族館内のトイレ(一部除く)にはオムツ替え台があります。
また、水族館出口のショップ(ブルーマンタ)には、オムツの販売(Lサイズ:9~14kgのみ)もあります。
粉ミルクについては、調合用の給湯器が水族館入口の授乳室、館内の美ら海シアター前の授乳室、出口の美ら海プラザ(総合休憩所)の授乳室にあります。
ベビーカーの無料貸し出し
持ち物の確認が終わりましたら、エレベーターで1階へ。
1階の駐車スペースでは、ベビーカーの無料貸し出しを行っていますので、必要な方はここで借りましょう。
予約はできないため先着順です。
他にも水族館入口の案内所でも貸し出しを行っています。
いざ、水族館へGo!
さあ、駐車場からいよいよ水族館へ向かいましょう!
ゆるい下り坂を下ると、ジンベエザメのモニュメントが建っています。
(記念撮影スポットです )
ここから水族館入口に行きますよ!
水族館入口と書かれた方へ進みますが、実はここは4階で、入口はひとつ下の3階にあります!
え~、どういうこと!?
水族館の建物は、海岸の斜面に沿うように建っています(4階建て)。
入口は斜面上部の3階にあり、館内で下りながら、1階の出口に出るという構造です。
ということで、入口へは4階から3階へ行きます。
ここで、ベビーカーの方は、上の写真の中央を進んでエレベーターで3階へ、歩ける方は上の写真右にあるエスカレーターで3階へ降ります。
おっと、忘れてはいけないのが、上の写真左にあるイベントホールです。
ここでは、企画展などが行われますが、休憩所も兼ねており、テーブルとイスが用意されています。
もちろんお弁当など飲食OKです。
また、簡易授乳室(給湯器はありません)とキッズコーナーもあります。
水族館に入る前に、授乳させたり、お子さんを下ろしてママパパもちょこっと休憩するのにおススメです!
さあ、3階に降りたら、いよいよ入口です。
下の写真のように、青いマットに沿って進みましょう。
入口に入る前に、3階から海を望んで記念撮影も忘れずに!
海の向こうの島は伊江島で、島の中央の山は「タッチュウ」です。
水族館入口
入口では、観光施設恒例の来館記念写真コーナーがあります。
台紙付は1,030円、カードサイズは無料でもらえます。
受取りは、水族館出口なので、引換券をなくさないようご注意ください。
また、入口にはトイレや授乳室(給湯器あり)があります。
ただ、ここは入口ということで混んでいることが多いですね。
さあ、いよいよ入館です!
タッチプール
最初にあるのがこちらのタッチプールです。
水槽に手を入れて、ナマコやヒトデの仲間を実際に触ることができます。
小さなお子さんは、水槽の一番奥(向かって左側)に行くのがおススメです。
実は、ここだけ水深が浅くなっていて、小さなお子さんでも手が届きやすいんです。
お子さんだけでなく、大人の方もぜひ触ってみてくださいね!
触れるのは水の中だけで、水から生き物を出すことはできませんのでご注意ください。
また、海水なので、腕時計、スマホ、カメラなど濡らさないようお気をつけください。
タッチの後は、しっかり水道で海水を流しましょうね。
小さなお子さんでも自分で洗えるよう台の低い水道が用意されています。
また、服が濡れてしまったら、着替えましょうね。
展示水槽
タッチプールの後は、順路に従いゆっくり好きな水槽を楽しんでいきましょう。
大まかな流れとしては、サンゴ礁の海から、ジンベエザメのいる大水槽(黒潮の海)、深海の海という具合に、水深の浅い海から深い海へ、階も3階から2階、1階へ進んでいきます。
水槽によっては、スタッフによる解説がありますので、詳細は公式HPでご確認ください。
水族館内のプログラム | 沖縄美ら海水族館 - 沖縄の美ら海を、次の世代へ。-(外部サイト)
美ら海シアター
ジンベエザメのいる大水槽(黒潮の海)の手前に、美ら海シアターがあります。
順路の中では、ちょうど中間くらいです。
沖縄の海の生き物や人々の暮らしなどを紹介する番組が3本(各約20分)あり、平日はおよそ1時間ごと、土日祝はおよそ30分ごとに上映されています。
また、スクリーンのうしろがそのまま大水槽になっており、上映時間以外はここからジンベエザメたちの姿を見ることができます。
ちょっと休憩も兼ねて、ここで少しゆっくりしましょう。
美ら海シアターの前にはトイレと授乳室(給湯器あり)もありますよ。
ジンベエザメの泳ぐ大水槽
いよいよ、美ら海水族館目玉の大水槽(黒潮の海)です!
目の前いっぱいに広がる大パノラマ水槽で、ジンベエザメをはじめ、マンタやサメの仲間、ガーラ(巨大アジ)などが悠々と泳ぐ姿は、まさに圧巻ですね。
普通に眺めるだけでも感動ですが、せっかくなので、ぜひ1日2回(15時と17時)行われる餌やりを狙いましょう。
水中で立つジンベエザメの食事シーンは迫力満点です!
注意点として、このとき、水槽のすぐ手前からでないとジンベイザメ全体を見ることができません。
食事が始まる頃には大変混雑しますので、特に小さなお子さん連れの方は、開始時間の少し前には水槽手前で場所を確保するのが良いでしょう。
ジンベエザメ紹介
大水槽で泳ぐジンベイザメは、以前は3匹(1オス、2メス)いたましたが、今は2匹(1オス、1メス)です。
オス(ジンタ)は、飼育年数22年で成熟していますが、メスは2匹とも未成熟。
水族館では、水槽内での繁殖を目指し、ジンタと相性の良いメス(飼育年数8年)を残し、もう1匹のメスは海の広い生簀で飼育して成熟を促すことにしたそうです。
まだまだ詳しい生態がわかっていないジンベエザメ。
ぜひ繁殖を成功させてほしいですね。
簡単!ジンベエザメのオス・メスの見分け方
さて、現在水槽で泳ぐオスのジンタとメスですが、オスとメスの見分け方知っていますか?
とっても簡単なので、ぜひ覚えてお子さんにも教えてあげてください。
はい、下の拡大写真を見れば、もうおわかりですね!
成熟したオスの腹びれには、交尾器(クラスパー)がはっきりと見えるんです。
日本初展示のブラックマンタを探そう!
2015年12月より、大水槽にブラックマンタ(ナンヨウマンタの黒化個体)が1匹泳いでいます。
通常、マンタは背中が黒く、お腹は白色ですが、このブラックマンタはお腹側も真っ黒の非常に珍しい個体です。
読谷村漁協の定置網で捕獲されたもので、大水槽で泳ぐ姿をぜひ探してみください!
関連記事 日本初!の「ブラックマンタ」元気です-沖縄美ら海水族館に会いに行こう
大水槽を上からのぞく「黒潮探検」
この大水槽は、実は上からのぞくこともできます。
それが「黒潮探検」です。
大水槽となりの「ジンベエ・マンタコーナー」にあるエレベーターで4階へ上がります。
観覧時間は10時~閉館までですが、14時半~17時半は観覧できませんのでご注意ください。
※時間が下記のように変更になっています。
→8時半~閉館(入場締切は閉館15分前)まで。
11時(入場締切は15分前)~17時半は観覧不可。
美ら海プラザ(総合休憩所)
大水槽の次は深海コーナー、そして出口となります。
再入館希望のときは、必ず出口で手にスタンプを押してもらいましょう。
出口にはショップ(ブルーマンタ)がありますので、お土産たくさん買いましょうね。
また、入口で来館記念撮影をした方は、ここで写真を受け取ることができます。
さて、外に出るとすぐに「美ら海プラザ(総合休憩所)」へのエスカレーター(エレベーターは右側)があります。
美ら海プラザには、授乳室(給湯器あり)や休憩スペース、飲み物の自動販売機などがあります。
イスやベンチ、テーブルが用意されていますので、ここでひと休みしましょう。
また、プラザ内の生き物ギャラリーでは、クジラの骨格標本や巨大サメの液浸標本などが展示されており、休憩がてらこれらの展示も楽しめますね。
美ら海プラザを出ると、ここから屋外になります。
この先には、マナティー館、ウミガメ館、オキちゃん劇場(イルカショー)と、まだまだ盛りだくさんです。
これらの施設は、水族館とは別で、入館・観覧はすべて無料となっています。
すべてをまわるのは大変なので、水族館と人気のオキちゃん劇場を優先し、余裕があるなら他の施設も予定に入れるのが良いでしょう。
おすすめのランチ(食事)
水族館に入る前の4階には、レストラン「イノー」があります。オーシャンビューです。
ただ、ここはバイキングが中心。
せっかく水族館に来ているので、バイキングに時間を使うより、館内や他の施設で時間を有効に使う方をおすすめします。
お弁当が持参できれば、休憩所でいただきましょう。
水族館内で飲食はできませんので、お弁当を食べるなら、水族館を出た後の「美ら海プラザ(総合休憩所)」やオキちゃん劇場そばの「オキちゃんパーラー」がおススメです。
「オキちゃんパーラー」では、沖縄そばやカレーライス、タコライスなどのメニューもありますので、ここでランチをいただくのもいいですね。
となりには、お土産ショップの「オキちゃんショップ」もあります。
飲食店 | レストランほか | 各施設紹介 | 海洋博公園 Official Site(外部サイト)
その他、立体駐車場近くの「総合案内所(ハイサイプラザ)」にも休憩スペースやカレーなどの軽食がいただける店があります。
大水槽を眺めるカフェ「オーシャンブルー」
水族館内には、大水槽を眺めるカフェ「オーシャンブルー」があり、パスタやナンドッグなどの軽食、飲み物、アイスなどのデザートがいただけます。
ランチとはいきませんが、お茶しながら休憩するには最高ですね。
以前は、全席自由でしたが、現在は、水槽側の席のみ指定席(30分まで)となっています。
当日、カフェ入口の受付で手続きをして、水槽側の席を確保してもらいましょう。
事前にスケジュールを立てよう
海洋博公園には、美ら海水族館以外にも魅力的な施設がたくさんあります。
事前にスケジュールをしっかりと立てておきたいものです。
お子さんと一緒ならあまり欲張り過ぎずに、水族館とオキちゃん劇場に行くことをメインに計画するのが良いと思います。
事前に押さえておくべき3つの時間
ジンベエザメの餌やり
15時、17時
大水槽を上からのぞく「黒潮探検」
8時半~閉館(11~17時半を除く)
オキちゃん劇場(イルカショー)
11時、13時、14時半、16時、17時半(4~9月のみ)
イルカショーと水族館をメインに楽しむおすすめプラン
以上の3つの時間を踏まえて、おすすめプランを考えてみました。
10時~10時半:P7立体駐車場着、準備
↓ 徒歩(約10分)
11時:オキちゃん劇場でイルカショーを楽しむ(約20分)
↓
12時~13時:オキちゃんパーラーでランチ(隣りのオキちゃんショップでお土産チェック!)
↓ 徒歩(約10分)
13時半~14時:ウミガメ館またはマナティー館をのぞいてみる
↓ 徒歩(約10分)
14時半:水族館(タッチプールや各水槽を楽しみ、美ら海シアターを見て、大水槽のカフェで休憩)
↓
17時:ジンベエザメの餌やりを見る
↓
17時半:「黒潮探検」で大水槽を上からのぞく
↓
18時~18時半:出口のショップ「ブルーマンタ」でお買い物
↓ 徒歩(約10分)
19時:P7立体駐車場へ
結構、ハードですね。
お子さんが小さい方は、ウミガメ館、マナティー館、「黒潮探検」はあきらめ、ランチの後そのまま水族館に入り、15時からジンベエの餌やりを見て帰るくらいが良いと思います。
各施設の位置は、地図で確認しておきましょう。
→海洋博公園施設案内(PDF)
まとめ
駐車場は、水族館に近いP7立体駐車場が便利
前売り券(大人)は「道の駅 許田」が安い
上着や子供の着替えを忘れずに!(タッチプールで濡れます)
水族館に入る前の4階イベントホールで休憩できる(キッズコーナーと授乳室あり)
タッチプールは、向かって左側の奥が水深が浅く、子供におススメ
水族館内では、美ら海シアターと大水槽を眺めるカフェで休憩
大水槽ではジンベエザメの餌やりを見る(15時と17時)
大水槽を上からのぞく「黒潮探検」も要チェック(11時~17時半は不可)
授乳室は、水族館に入る前の4階イベントホール、水族館入口、美ら海シアター前、水族館を出た美ら海プラザ
以上、大変長くなりましたが、ご家族の最高の思い出づくりに、お役に立てれば幸いです。
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