【ディズニーリゾート】夜景やイルミネーションの撮影に便利!三脚代わりの自作ビーンズバッグで長時間露光に挑戦
パークの夜はイルミネーションや花火、ショーなど写真に残したい美しい夜景がたくさんありますね。
通常、夜景の撮影では三脚が必須ですが、パーク内で三脚などを使用することはできません。
つまり、基本、手持ち撮影になります。
手持ちだと手振れしないようカメラの感度を上げて速いシャッタースピードで撮ることになりますので、高感度でノイズが多くなったり、十分な明るさ(光量)が得られなかったり…。
また、花火の写真では光の軌跡を写すことはできません。
やはり夜景はカメラを固定して長時間露光で撮りたい!ということで、三脚の代用としてビーンズバッグを使って撮ってみました。
ビーンズバッグは過去記事でも紹介していますが、簡単に自作でき、三脚を使わずに長時間露光ができる便利グッズです。
そこで、今回はビーンズバッグを使ったパーク内の夜景撮影法について、改めてまとめてみたいと思います。
撮影用品
三脚代わりのビーンズバッグ
ビーンズバッグは、地面すれすれにカメラを固定したい時など、三脚が使えないときに簡易的にカメラを固定するためのもの。
ある程度の柔軟性と硬さのあるクッションにカメラを載せて角度を調整するイメージです。
市販品もありますが簡単に自作できます。
最も安価な作成方法はダイソーの「発砲しっかりビーズ」を小さな洗濯ネットに入れたもので、詳細は過去記事をご覧ください(↓)
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洗濯ネットは適度に柔らかい素材で、中に入れる「発砲しっかりビーズ」の量を調整することで適度な硬さになり非常に使いやすいのですが、難点は雨の日は濡れて使えないということ。
そのため、雨の日は洗濯ネットごとジップロック等に入れるのがよいかもしれません。
あるいは、小型のミラーレスカメラであれば洗濯ネットは使わずに始めからジップロック等に入れた簡易的なものでもよいでしょう。
いずれにしても、中に入れる「発砲しっかりビーズ」の量は、使用するカメラに合わせて適度な硬さになるよう調整してくださいね。
レリーズケーブル
カメラを固定して長時間露光をする場合、シャッターは指で押さずにレリーズケーブルを使用します(指で押すとブレます)。
カメラのメーカーごとにありますので忘れず準備しておきましょう。
もしない場合は、セルタイマーを使えば指でのブレを防ぐことができます。
NDフィルター
NDフィルターは減光フィルターとも呼ばれ、光量を減らして日中に意図的にシャッタースピードを遅くしたい時などに使用するものです。
通常、夜景では使用しませんが、花火の撮影で使われることがあります。
花火の撮影では、光跡を残すため数秒間以上露光させますが、花火は結構明るいのでそのままでは白飛びしてしまうことがあるためです。
NDフィルターには減光させる光量に応じて複数の種類があります。
花火の撮影では、ND4やND8がよく使われます。
(数字が大きいほど減光量は大きい)
撮影法
撮影場所
最も重要なのは、被写体に対してビーンズバッグを置ける場所を探すことです。
パーク内のベンチや幅のある手すり、ゴミ箱の上などがよいでしょう。
もちろん他のゲストやキャストのご迷惑にならないようご注意ください。
また、不安定な場所は避け、落下の可能性がある場合は、カメラストラップを手で掴んでいてください。
カメラの設定
・撮影モードは絞り優先AE(絞りはF8~11くらい)
・画質はできればRAWまたはRAW+JPEG
・感度は最低感度(ISO100や200)
通常の夜景撮影であれば、絞り優先AEで大丈夫。
長秒時ノイズ低減という機能はノイズを減らすのに効果的ですが、低減処理には撮影時間と同じ秒数がかかってしまうのでテンポよく撮影したいときはオフがよいでしょう。
ISOは基本は最低感度とします。
花火の撮影では、絞り優先ではなくマニュアルモードで、絞りはF8~11くらい、シャッタースピードはバルブにします。
バルブはレリーズケーブルでシャッターを押している間露光させるモードで、花火が打ちあがって開き終わる間を撮るようなイメージでシャッターを切ります。
画像処理
撮影後の画像は、PCで画像処理を行います。
明るさやコントラストなどを調整して仕上げましょう。
また、花火などの画像は、複数枚を合成することでより華やかな写真にすることができます。
「比較明合成」と呼ばれる方法で、きれいに撮れた写真だけを選んでお好みで合成できるので花火写真では必須とも言えます。
フリーソフトもあるので興味のある方は探してみてください。
作例
【撮影機材】
カメラ:SONY α99II
レンズ:MINOLTA 17-35㎜ F3.5G、SONY DT 16-50mm F2.8 SSM
※花火の撮影では、どの範囲まで花火が上がるか予測が難しいため、ある程度広角で撮影し、後でトリミングするのが良いと思います(作例でもトリミングしています)。
まとめ
いかがでしたたか?
三脚が使えないパークでも、ビーンズバッグが置ける場所があれば長時間露光で夜景の撮影が可能です。
できれば日中のうちにビーンズバッグを置ける場所を探して暗くなったら撮影に集中というのが理想ですね。
とは言え、ビーンズバッグを置ける場所というのがなかなか見つからないこともあります。
閉園近くのゲストが少なくなった時間であれば、地面から撮るというのも新鮮なアングルでおすすめです。
特に雨の後など、濡れた地面が光を鏡のように反射させ幻想的な写真になります。
皆さんもぜひお気に入りの場所を探して長時間露光に挑戦してみてください。
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