【ディズニー】初心者おすすめのカメラ・レンズから撮影法まで(その2:レンズ編)

【ディズニー】初心者おすすめのカメラ・レンズから撮影法まで(その2:レンズ編)

エレクトリカルパレード・50mmレンズで撮影(クロスフィルター使用)

ディズニーリゾートでおすすめのカメラやレンズについて、前回はカメラ編としてAPS-Cとフルサイズのミラーレスカメラを紹介しました。
前回記事【ディズニー】初心者おすすめのカメラ・レンズから撮影法まで(その1:カメラ編)

今回はレンズ編として、おすすめのレンズや選び方、撮影法について作例も交えて紹介したいと思います。

レンズの基本

はじめに初心者の方のためにレンズの基礎知識から(ご存知の方は読み飛ばして!)。

関連記事 初心者のための一眼デジカメ【その3:レンズ編】

焦点距離と画角

レンズには、画角が広い広角レンズから狭い望遠レンズまで様々な種類があります。
画角は、被写体を写す大きさや範囲を決めるもので、レンズ選びで最も重要な要素です。

画角というのは角度で表記するものですが、実際には画角〇度のレンズとは言わず、レンズの焦点距離(ミリ)の数字によって言い表します。
何ミリのレンズの画角はどれくらいという概念があり、色々なレンズで撮影を経験することで身についてくるものです。

そして、それは35㎜フィルム時代のレンズの焦点距離が現在も使われています。
一般的には、35㎜判の焦点距離50㎜が標準レンズと呼ばれ、人間の視角に近い画角と言われています。
50㎜よりも短いもの(35㎜、28㎜、24㎜など)は広角~超広角レンズと呼ばれ、反対に長いもの(85㎜、100㎜、300㎜など)は中望遠~望遠レンズとなります。
よく言われる”標準ズームレンズ”と呼ばれるものは50㎜を含む焦点距離のズームレンズ、”望遠ズームレンズ”は50㎜よりも長い焦点距離のズームレンズ、ということになりますね。

さて、ここで注意しなければならないのは、この焦点距離は35㎜判における数字である、ということ。
ミラーレスカメラには、35㎜判(フルサイズ)以外にもAPS-Cやマイクロフォーサーズがあり、センサーサイズが異なると画角と焦点距離の関係も異なるのです。
そこで、センサーサイズが異なる場合でも慣れ親しんだ35㎜判に換算した焦点距離で表記することがあります。
換算するには、以下のように計算しましょう。

  • APS-Cの焦点距離×1.5
  • マイクロフォーサーズの焦点距離×2

例えば、”APS-C用の35㎜レンズ”は×1.5をすると約50㎜になりますので、”35㎜判換算の50㎜レンズの画角”で写るということです。

絞りの値(F値)

レンズのカタログなどを見ると、焦点距離以外にもう一つ絞りの値(F値)が表記されています。
この値は開放F値と呼ばれ、もっとも絞りを開けたとき(一番明るい)のF値のことです。

この開放F値が小さいレンズほど絞りを大きく開けることができるため、背景をより多くぼかしたり、明るさを稼ぐことができます(シャッタースピードを速くできる)。
しかし、開放F値を小さく(明るく)するには、レンズの口径を大きくする必要があり、その分レンズが大型化して価格も高額になります。

レンズの種類と作例

標準ズームと望遠ズーム

はじめてカメラを購入される方は、標準ズームと望遠ズームがセットになったダブルズームレンズキットがおすすめです(※前回記事もご覧ください)。
まずは、この2本から始めてみて、徐々にレンズを買い足してステップアップしていくのが良いと思います。
ただ、最近は非常に高性能な高倍率ズームがありますので、まずはレンズは1本から始めたい、少しでも荷物を減らしたい方は後述の高倍率ズームがおすすめです。

標準ズームは、パーク内での記念撮影、スナップやパレードの撮影など最も使用頻度が高いレンズです。

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標準ズームは記念撮影やスナップなど最もよく使う基本レンズ(24mm相当)

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標準ズームはパレードの撮影でも便利な1本(50mm相当)

望遠ズームは、パレードやショーでのキャラクター撮影に必須ですが、望遠レンズの特性を活かした撮影でも活躍します。
例えば、背景や前景をぼかした写真や風景を切り取るような写真を狙うことができます。

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パレードやショーでは望遠レンズでキャラクターを狙おう(180mm)

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望遠レンズで前景(紙吹雪)をぼかした例(120mm, F3.2)

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望遠レンズの圧縮効果(前後方向に圧縮したように写る)を狙い、風景を切り取るのも効果的(200mm)

高倍率ズーム

標準ズームと望遠ズームを1本にまとめたい方は高倍率ズームが良いでしょう。
子供連れで荷物を減らしたい場合や、広角から望遠までレンズ交換せずに素早く狙える(特にパレードのはやはり便利です。

ソニーEマウントのフルサイズミラーレス(α7Cなど)をお使いなら、前回記事でも紹介したタムロン28-200㎜F2.8-5.6(2020年6月発売)がオススメ。
実売7万円台で、高倍率ズームとは思えない高画質。
AFも早く、キャラクターや子供の撮影には問題ありません。
最短撮影距離が短いため、小物や料理の撮影も可能で、まさに万能レンズですね。
私も最近はメインレンズとして愛用しています。

タムロン28-200㎜F2.8-5.6の作例はこちらの記事をどうぞ。
関連記事 夜景やイルミネーションにおすすめ!ケンコーのクロスフィルター「トゥインクル・スター」レビュー

ソニーEマウントのAPS-Cミラーレス(α6400など)なら、前回記事でも紹介したタムロンの18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD(2021年9月発売)をおすすめします。

明るい標準レンズ

カメラとセットになった標準ズームや望遠ズームは小型軽量なのは魅力ですが、開放F値が暗いため背景を大きくぼかしたり、夜の撮影は苦手です。
F値の明るい標準ズームや望遠ズームが欲しいところですが、大型で重く高価なのですぐには揃えられません。

そこで、F値の明るい標準レンズ(ズームではない単焦点レンズ)を一つ持っていると便利です。
各メーカーから小型軽量で比較的安価なものが出ています。
ここでは前回記事でも書いたように、APS-Cとフルサイズで共通のソニーEマウントからおすすめレンズを紹介します。

ソニーFE 50㎜ F1.8は実売3万円前後のフルサイズ対応の標準レンズです。
APS-Cカメラで使うと75㎜相当の画角となります。

ソニーE 35mm F1.8はAPS-Cカメラ用で、手振れ補正がついています(実売4万円台)。
約50㎜相当の使いやすい画角で、近接時は絞りを開け気味にして積極的にボケを活かしてみてください。

ソニーAPS-Cレンズをソニーαのフルサイズミラーレスで使うと自動的にクロップされそのまま使用できます。
ただ、クロップのため記録画素数は少なくなります(α7Cなら約1,000万画素になる)。

これらのレンズは、F1.8の明るさを活かし、夜景やエレクトリカルパレードでもおすすめです。

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標準レンズ(FE 55mm F1.8)で撮影

標準レンズ(FE 55mm F1.8)で撮影。ピノキオのファウルフェローとギデオン

予算があるなら、ソニーFE 35mm F1.8もいいですね。
2019年8月発売の最新の光学系で評価は非常に高く、価格は実売6万円台。
フルサイズ対応の35㎜でF1.8にも関わらず小型軽量、50㎜よりも少し広めの画角は風景や子供のスナップはもちろん、最短撮影距離が短いため料理や小物の撮影も得意です。
APS-Cカメラの場合は約50㎜相当になりますが、将来フルサイズへ移行予定ならおすすめです。

超広角ズーム

パレードのフロートを最前列から狙ったり、屋内の撮影は超広角レンズの出番。
APS-C用なら超広角ズームのソニー E 10-18mm F4がおすすめです。
手振れ補正もついており、15~27㎜相当の迫力ある超広角の世界が楽しめます。

フルサイズ用ならタムロン17-28㎜F2.8がコスパも良くおすすめです。

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超広角の17㎜相当でフロートを撮影

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ワールドバザール入口に来たらまず1枚。こちらも17㎜相当で撮影

フィルターを使ってみよう

レンズ前面に取り付けるだけで様々な効果を作り出せるフィルター。
代表的なものに風景写真で色彩を鮮やかにするPLフィルターなどがありますが、ここではパークでおすすめのフィルターを紹介します。
※フィルター購入の際は、お使いのレンズのフィルター径をお確かめの上ご購入ください。

クロスフィルターとソフトフィルター

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50mmレンズで撮影。クロスフィルター(MARUMI DHG 6X クロス)使用例

夜景やイルミネーションで活躍するのが、光源から光の線をつくるクロスフィルター光源の光をにじませるソフトフィルター
エレクトリカルパレードで使ってみるのもおすすめです。

このようなフィルター効果は、機種によってはカメラ内の画像処理でつくり出せるものもありますが、処理に時間がかかるため連射不可だったり、何よりフィルターならファインダーで効果を確認しながら撮影できるのでやはりフィルターを使うのがおすすめです。
フィルター1枚はそれほど高くないので、いくつか試してみるのも面白いと思います。

フィルターの使い方や作例は下記記事もご覧ください↓
関連記事 エレクトリカルパレード撮影のおすすめレンズやカメラの設定は?(応用編)

NDフィルター

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夕刻のシンデレラ城。NDフィルター(マルミ DHG ND64)の長時間露光でゲストをぶらす

NDフィルターは減光フィルターとも呼ばれ、意図的にシャッタースピードを遅くしたいときや、花火の撮影で白トビを防ぎたいときなどに使われます。
NDの数字が大きくなるほど減光の効果が大きくなります。

パークでは、↑の写真のようにシャッタースピードを遅くすることで行き交うゲストをブラしてみるとおもしろいでしょう。
また、夜の花火の撮影でも活躍します(花火はND8やND16がおすすめ)。

ただ、シャッタスピードを遅くするということは手ブレの問題が出てきます。
パークでは三脚等は使用できないため、次に紹介する方法でカメラを固定して撮ります。

長時間露光で夜景や花火を撮ってみよう

【ディズニー】初心者おすすめのカメラ・レンズから撮影法まで(その2:レンズ編)

最近のカメラは高感度でもノイズが少なく、スマホでも夜景などきれいに撮れますね。
しかし、やはりカメラを固定して低感度で夜景やイルミネーションを撮ると美しさが違います!
(夜景はできればRAWという画質で撮り、PC上で明るさなどを調整しましょう)

そこで、三脚が使用できないパークで、ビーンズバッグという小物を使ってカメラを固定し、長時間露光をするのです。
ビーンズバッグが置ける場所は限られますが、花火も光跡を残して撮ることができます。
※花火は複数枚をPC上で比較明合成するとより華やかな写真になります。

詳細は下記記事をご覧ください↓
関連記事 【ディズニーリゾート】夜景やイルミネーションの撮影に便利!三脚代わりの自作ビーンズバッグで長時間露光に挑戦

まとめ

レンズは、まずはキットの標準ズームと望遠ズームから始めてみましょう。
慣れてきたらF値の明るい単焦点レンズや超広角ズームを検討してみてください。
また、フィルターを使用することでいつものレンズでも違った写真を狙ったり、長時間露光で夜景や花火に挑戦するのもおすすめです。

前回記事【ディズニー】初心者おすすめのカメラ・レンズから撮影法まで(その1:カメラ編)

関連記事【ディズニーランド】パレードの撮影や子供と観覧するのにオススメの場所はどこ?
関連記事【ディズニーリゾート】パークにおすすめの撮影用品とは?夜景や動画撮影のカメラグッズまで大公開!

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