隅田川水上バスなら「東京水辺ライン」がおすすめ-お台場や葛西臨海公園へ-
以前、東京観光でオススメのスカイバス(SKY BUS)をご紹介しました。
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今回は、隅田川の水上バスをご紹介したいと思います。
隅田川の水上バスには、東京都観光汽船の「TOKYO CRUISE」と東京都公園協会の「東京水辺ライン」があります。
「TOKYO CRUISE」は松本零士氏デザインの宇宙船のような船「ヒミコ」や「ホタルナ」でも有名ですね。
我家では以前「ホタルナ」に乗船したことがあり、今回は東京都公園協会の「東京水辺ライン」に乗船してみました。
2社とも浅草からお台場方面に行くルートがありますが、今回は葛西臨海公園に遊びに行きたかったため、そのルートがある「東京水辺ライン」を選択したのです。
乗船したのは2019年のGW(10連休の前半)で混雑を予想していたのですが、かなり空いていてびっくり!
しかも料金は「TOKYO CRUISE」よりも低めの設定です。
ということで、隅田川水上バスは空いていて料金も安い「東京水辺ライン」がオススメです!
※当記事は2019年4月乗船時の情報をもとに作成しています。料金や時刻や変更の可能性がありますので各社HPにて最新の情報をご確認ください。
「東京水辺ライン」とは?「TOKYO CRUISE」と比べると…
「東京水辺ライン」には、通常4つの運航コースがあります。
- 浅草・お台場クルーズ
- 浅草・葛西クルーズ
- 葛西・お台場周遊
- ナイトクルーズ
隅田川の水上バスでは、「1.浅草・お台場クルーズ」が定番コースですね。
「TOKYO CRUISE」にも同様のコースがあり、料金は「TOKYO CRUISE」の場合1,720円ですが、「東京水辺ライン」は1,130円です。
今回乗船した「東京水辺ライン」の「2.浅草・葛西クルーズ」は浅草からお台場を経由して葛西臨海公園に行くもの。
「TOKYO CRUISE」にはないコースで、料金は1,650円と距離と遊覧時間を考えるとかなりお得です。
「TOKYO CRUISE」を運営する東京都観光汽船は”株式会社”で、「東京水辺ライン」の東京都公園協会は”公益財団法人”。
また、「TOKYO CRUISE」の方が船のデザインはもちろん上等で、船内は広く売店もあって、こういったところで料金の差が出ているのでしょう。
ちょっと贅沢クルージングを楽しむなら「TOKYO CRUISE」ですが、我家のように子供連れでは空いている方が安心、静かで落ち着いた船で楽しみたい、料金も安くて財布にやさしい方が良いという方なら「東京水辺ライン」ですね。
ただ、「TOKYO CRUISE」はネットからの予約ができますが、「東京水辺ライン」は予約は一部のナイトクルーズや特定日コース等のみのようです。
事前に予約できた方が安心ですが、もともと「東京水辺ライン」は普段は空いているので気にせず大丈夫なのでしょう。
それでは、実際に乗船した「東京水辺ライン」の浅草・葛西クルーズを詳しく見ていきます。
「東京水辺ライン」の浅草・葛西クルーズ
墨田区役所前を10:30に出発して、葛西臨海公園に着くのは12:20と約1時間50分のクルーズです。
乗り場 | 時刻 |
墨田区役所前 | 10:30 |
浅草寺二天門前 | 10:40 |
明石町・聖路加ガーデン前 | 11:10 |
お台場海浜公園 | 11:30着/11:35発 |
葛西臨海公園 | 12:20 |
注意が必要なのは、このコースの運航は土日祝・特別期(夏季)のみということ。
※運航ダイヤの詳細はHPまたは電話でご確認ください↓
東京水辺ライン「水上バスで行こう!」オフィシャルサイト [東京都公園協会]
料金は、先述のように1,650円(小学生820円)。
未就学児は大人一人につき一人無料、二人目から小学生料金がかかります。
墨田区役所前の乗り場
さて、乗り場の「墨田区役所前」ってどこでしょうか?
「TOKYO CRUISE」の浅草の乗り場は「浅草駅」のすぐ前でわかりやすいところでしたが、墨田区役所って行ったことない!

左:墨田区役所、右:アサヒビールのビル(左下が乗船場の桟橋)
実は、「TOKYO CRUISE」の乗り場の対岸で、有名なアサヒビールのビール型ビルのすぐ隣りでした。
電車なら浅草駅を出て隅田川の吾妻橋を渡った左方向となります(徒歩約5分)。
我家は、電車ではなく都営バスで「リバーピア吾妻橋前」という停留所を利用しましたが、こちらは橋を渡らず近くて便利です。
上のGoogle地図にある「吾妻橋東詰」交差点の近くになります。
チケットの購入
チケットの購入は、墨田区役所2Fの観光案内所内となります。
写真のように看板やのぼりが立っているので、初めてでもすぐにわかると思います。
アシックスのカフェとのコラボ
また、ここにはアシックスの「ASICS CONNECTION TOKYO」(1Fカフェ、2Fスタジオ)があり、「東京水辺ライン」とコラボしてお得な10%OFFのサービスがあります。
カフェでドリンクなどを購入してから水上バスのチケットを購入するのがいいですね。
いざ、乗船!
さあ、いよいよ乗船です!
GWというのに乗客はまばら、でもちょうど対岸の「TOKYO CRUISE」の船はやはり混んでいます。

左:東京水辺ラインの船、右:TOKYO CRUISEの船と乗船場
空いていて良かった~、安いし、お台場に行くにしても「東京水辺ライン」で正解だなと思いました。

東京水辺ラインの船内。GWなのに空いてます!
船内は「TOKYO CRUISE」ほど広くはなく売店もありませんが、船上デッキ、トイレ、自販機とありますので、十分ですね。
船内のモニターには外の様子が常時映されています。
さて、ここからは船上からの景色を簡単にご紹介していきます。

吾妻橋の次の駒形橋。
現在、隅田川の橋では塗装工事とライトアップのリニューアル、新規整備が進められています。
東京五輪に合わせて2020年3月までに整備するもので、それまでは工事中の姿が多く残念ですね。
(2019年だって令和元年という祝うべき年なのですが…)

佃島と中央大橋

勝鬨橋

レインボーブリッジ。もうすぐお台場

晴海で建設中の東京五輪選手村

東京ゲートブリッジ

葛西臨海公園に到着

葛西まで来ると東京ディズニーリゾートもよく見えます
まとめ
隅田川水上バスについて、「TOKYO CRUISE」と「東京水辺ライン」を比較しつつ、今回乗船した「東京水辺ライン」の浅草・葛西クルーズを紹介しました。
「東京水辺ライン」の方が船は地味ではありますが、空いているのでゆっくり落ち着いた雰囲気でクルージングを楽しめると思います。
安くて財布にも優しく、空いているのでお子さん連れの方にもオススメです。
ただ、浅草・葛西クルーズは土日祝と特別期(夏季)のみの運航となりますのでご注意ください。
午前に浅草から隅田川の水上クルーズを楽しんで葛西臨海公園へ行き、お昼にお弁当を食べてお子さんと公園で遊ぶ、なんていかがですか?
また、夏なら涼しい夜風とともに隅田川~東京港の夜景が楽しめるナイトクルーズもいいですね。