夜景やイルミネーションにおすすめ!ケンコーのクロスフィルター「トゥインクル・スター」レビュー
夜景やイルミネーション撮影の定番フィルターの一つにクロスフィルターがあります。
光源に対して「光の線」をつくり輝きを強調するもので、4本線、6本線、8本線の種類があります。
私もディズニーランドのイルミネーションや夜のパレードで使用します。
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しかし、クロスフィルターは弱い光源に対してはキラキラと強調させるのに有効ですが、夜景やイルミネーションで光源が多く強い場合には線が長すぎてうるさく感じてしまうこともしばしば。
そこで、そういうときに効果的なのが今回紹介するケンコーの「トゥインクル・スター」です。
ケンコー「トゥインクル・スター」とは?
ケンコーの「トゥインクル・スター」は、通常のクロスフィルターに比べ光の線が長くならないのが特長。
つまり、光源がたくさんあるような夜景やイルミネーションでも光線がうるさくならず、程よい長さで強調してくれる、というものです。
光線の角度は、フィルターの前枠を回転させることで好みの角度に調整することができます。
また、このフィルターを使用すると弱めのソフト効果も得られます。
実際に使用前と使用後の写真を比較してみましょう。
「トゥインクル・スター」を使用すると、街灯の強い光はそれなりに大きな線となっていますが、イルミネーションの弱い光は短い線のキラキラとなって程よく強調してくれていますね。
「トゥインクル・スター」には、4本線の「PRO1D R-トゥインクル・スター(W)」(2019年11月発売)と6本線の「PRO1D R-トゥインクル・スター6X(W)」(2020年11月発売)のものがあります。
今回の記事では、4本線タイプを使用した作例を紹介します。
作例1:ディズニーランドの夜のパレード「ナイトフォール・グロウ」
「ナイトフォール・グロウ」は、「エレクトリカルパレード・ドリームライツ」のフロートに比べ全体的に電飾が控えめです。
そこでクロスフィルターで光を強調させたいところですが、通常のクロスフィルターだと線が長すぎたりキャラクターに重なることも多いので、今回は「トゥインクル・スター」でフロートの光を強調させてみました(2020年9月撮影)。
狙い通り、適度に光を強調してくれたと思いますが、いかがでしょうか?
作例2:よみうりランド「ジュエルミネーション」
続いて、よみうりランドのイルミネーションです。
これでもかというほどたくさんのLED(650万球!)を使った圧巻のイルミネーションですから、通常のクロスフィルターでは光を強調しすぎてしまうので「トゥインクル・スター」を使用してみました(2020年11月撮影)。
1枚目の写真↓は、ケンコーの「PRO1D R-トゥインクル・スター6X(W) 特集サイト」にあるギャラリー写真(11枚目)と偶然かぶっていてビックリ!
たくさんの光源を適度に強調しており、好印象です。
まとめ
今回、夜のパレードやイルミネーションで実際に使用してみて、通常のクロスフィルターよりも「トゥインクル・スター」の方が圧倒的に出番が多いと感じました。
もちろん光の状況によって使い分けることが大切ですが、どちらか選ぶなら「トゥインクル・スター」をお勧めしたいですね。
まだ使用したことがない方はぜひお試しください!
おまけ
今回の作例はすべてソニーEマウントのタムロン28-200㎜F2.8-5.6で撮影しており、このレンズのフィルター径は67mmです。
フィルターご購入の際はお使いのレンズの径の確認もお忘れなく。