台風後の屋根に上ってみた-大惨事になる前に点検すべきこととは?
先日、久しぶりに大型台風が沖縄本島地方を直撃しました。
台風の翌日は、飛んできた草木やゴミを片づけたり、外壁や窓ガラスを洗い流したりと大掃除。
そして、屋根の上は大丈夫かと上ってみると…。
飛んできた草木が散乱し、さらにあちこちに水たまりができていました。
我家の屋根は平らな形状で雨水は排水口から流れるようになっていますが、排水口がどれも詰まって水たまりになっていたのです。
屋根に上らなければ、知らずにそのままになっていたかと思うとゾッとしますね。
水たまりを放置しておくと大惨事になっていたかもしれません。
雨漏りの原因に
もともと平坦な屋根は水がたまりやすい構造と言えますが、その水分がコンクリートと防水素材を劣化させ、最悪の場合雨漏りの原因となります。
我家の屋根の排水口は、これまでに屋根にたまった落ち葉や砂、泥などが詰まった状態でした。
さらに、今回の台風によって大量の草木が屋根に散乱し、排水口を完全に詰まらせていたのです。
これでは、慢性的に屋根に水たまりができ、コンクリートの劣化を早める原因になっていたことでしょう。
沖縄の場合、台風の雨は海水の塩分を含んでいるのでなおさらですね。
普段から定期的に屋根に上がって排水口を点検し、特に台風後は飛んできた草木の片づけと排水口の清掃を忘れずに行いたいですね。
エアコンの配管位置は大丈夫?
さらに、屋根の縁よりも下にエアコンの配管があると悲惨なことになります。
排水口が詰まると、たまった水が配管から浸水しエアコンは故障してしまうでしょう。
そもそも設計の段階でこのような位置に配管の穴を設けなければよいわけですが、屋根の配管位置は事前に確認しておく必要がありますね。
もし水がたまって配管から浸水する可能性がある場合は、台風前と後に排水口の点検を忘れずに行ってください。
屋根の上の清掃
台風で飛んできた大量の草木や排水口の清掃は、写真のように大型のバケツとゴミ袋を用意しておくと便利です。
ほうきなどで集めたゴミを袋に入れ、一杯になったら新しいゴミ袋と交換します。
たまったゴミ袋は屋根の上からまとめて地上に降ろすか、屋根の位置が低ければ安全を確認してそのまま地上に落とせば楽ですね。
また、排水口に詰まった細かい砂や泥は、加圧式のスプレーなどで洗い流すとよいでしょう。
まとめ
普段は上ることにない屋根ですが、今回の台風を機に上ってみて定期的な点検と清掃が欠かせないと思いました。
台風が多い沖縄はもちろん、最近は本土に台風が襲来することも多くなっていますので、大惨事になる前に日頃から屋根の上の点検・清掃を忘れずに!